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【BookClub】14歳からの哲学

どうもこんにちは。スタッフのともです。

 

突然ですがみなさん、b-labには本棚がありますよね。

 

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こちらは向かって右側の本棚。ここにはマンガ以外の本が並んでいるのですが、どんな本があるか知っていますか?

 

自分で言うのもなんですが、b-labの本棚にはいい本がたくさんあるんですよ!!

 

ぜひとも本棚にどんな本があるか知ってもらって、手に取ってもらいたい。そう思って、先日のBook Clubでは本棚にある本を1冊紹介しました。それがこちら!

 

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だれが何と言おうと名著of名著ですね、哲学者 池田晶子さんの『14歳からの哲学』です。

 

「考えるための教科書」というサブタイトルがついていますが、「善悪」や「自由」など、様々なテーマを取り上げながら、まさに自分で「考える」ことを促す1冊。答えはここにはありません。哲学と言うと難しそうに思うかもしれませんが、この本は著者が中高生世代に語り掛けるような文体で書かれているので、きっと読み通せるはず。

 

せっかくこの紹介するので、この本が取り上げているテーマのひとつ、「規則」というものについてみんなで考えてみました。

 

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身近な「規則」ということで、「校則」について議論。池田晶子さんによれば、規則に対して疑問や違和感を感じることから、自分が本当は何を求めているのか、どうしたいのかが分かるといいます。

 

もしも頭髪を制限する校則に疑問を感じるとしたら、あなたは何を求めているのでしょうか?髪型や髪色を自由にしたい?でも、それって本当に本当にしたいと思ってる?

 

話は意外と単純ではなく、話はどんどん広がっていきました。議論の先に私が感じたのは、誰もが信頼されたいと思っていること、他の誰ともちがう一人の人間として、大切にされたいと願っていること。なんでまた「規則」の話からそんなことを感じるに至ったのか。ぜひ本を読んでみてください。

 

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池田晶子さんの考えに触れて、「規則」の捉え方が広がった人もいたのではないでしょうか。そう、この本は思考のきっかけを与えてくれるんですね。

 

『14歳からの哲学』は本棚に置いてあるので、みなさん手に取ってみてくださいね!

 

(文責:とも)

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