b-labは「中高生の放課後に新たな居場所を」という想いから設置された文京区初の中高生のための施設です。
施設のコンセプトは「中高生の秘密基地」。
b-labで中高生たちはリビングのようにくつろいだり、みんなでわいわい勉強したり、新しい友達とであったり、バンドやダンス、バスケなどにおもいっきり打ち込むことができます。
私たちはこの秘密基地で、中高生たちに様々な挑戦をしてほしいと考えています。
そしてこのブログを書いている私自身は、この秘密基地の主役はほかの誰でもなく「中高生」であると思っています。
秘密基地の主役が中高生であるならば、秘密基地でやりたいことや秘密基地の使い方など、主役である中高生たち自身に考える権利があるのではないでしょうか?
b-labは来年4月に5周年を迎えます。節目ともいえる1年を迎える前に、中高生たちとこれまでとこれからのb-labについて考える場を持ちたい、と考え、今回のイベントを企画しました。
イベント名は……「all b-lab作戦カイギ」!!!
イベント当日は中学1年生から高校4年生まで、20人の中高生たちがb-labのホールに集まりました。
20人の中高生たちにはまず、b-labスタッフたちが日常の中で疑問に思っていることが相談されました。
「b-labのSNSについてどう思う?」というものと「b-labでサークル活動を始めるとしたらどんなものが良い?」という相談です。
それぞれの職員からの相談に対して、各テーブルで活発に意見が飛び交います。
SNSはb-labの新鮮な情報が常に更新されていてほしい!
b-labの日常、イベント、スタッフの紹介だけでなく中高生が描いたイラストなども紹介してみては?
サークルは学校での部活では活動が難しいファッションやメイク、ゲームなどの活動をしたい!
活動は学年の上下関係なく、仲良く楽しく活動したい。
中高生たちの知りたい!やりたい!などの意見がホワイトボードいっぱいに集まりました。
職員からの相談に答えてもらった後は、中高生自身からb-labについての意見を自由に発信してもらいました。
利用案内に書いてるあのルールの真相は?
卓球の借り方をもっと使いやすくしたい!
スタジオの楽器をていねいに使うには?
など…ここでも中高生たちから活発に意見が発信されます。
中には行政の方へ直接意見をする強者な高校生も…。
今回のカイギで中高生たちから出た意見はb-labスタッフ間で共有し、これからb-labに繋げていきますが…。
このブログのはじめでも述べた通りb-labは中高生の秘密基地。秘密基地の主役は中高生たちです。
中高生自ら考えたb-labに対する意見や改善案などを、中高生自身で解決につなげていってほしい、と、私は考えています。
秘密基地に集まる中高生たちはゆくゆくは卒業していきます。
秘密基地の課題を発見し、解決する能力は、卒業してから飛び込む社会でも、中高生たちにとって社会を生き抜く力になるのではないでしょうか。
自分が所属する場所を、よりよく変えていきたい。
そのためにまず自分から行動を起こす。
秘密基地に集まる中高生たちには、お客様意識ではなく当事者意識を持ってほしいのです。
そしてそんな若者たちが、このb-labから育ってほしいと考えています。
5年目のb-labをもっと楽しく、魅力的に。
5年目のb-labも、中高生たちとともに作っていきたいです。
(文責:岩崎)