b-lab開館当初から年2回のペースで続いている、中高生によるフリーペーパー「Cha!Cha!Cha!」制作。
中高生スタッフの中から希望者が集まって、フリペチームをつくり、「今回は何をテーマにしよう?」と話し合って、取材して、データを作って・・・ということを毎号やりまして、10月に12号ができました。
中高生の活動を応援するマガジン「Cha!Cha!Cha! vol.12」
▼スタート地点
今回のフリペチームは、初めてフリペづくりを経験するメンバーがほとんどで、「なにをしたらいいか良くわからない」という地点からスタートでした。
さてどうしよう?
まず、経験者に聞いてみよう!
ということで、初号からフリペチームに参加していたまなちゃん(高3)から、手順や心構えなどレクチャーを受けました。
で、改めて企画会議を開きまして。
「誰に届けたい?」「テーマは?」「デザインのコンセプトは?」
と全体の方針を話し合いました。
企画会議
▼とにかく走る!
全体の方針が決まったところで、各ページごとに責任者を決め、そこからは自分なりのやり方で印刷用データの完成を目指します。
デザインから考える、取材先を探すところから始める、なんでもあり。
東洋大学への取材のお礼手紙を書くくるみ(高1)
取材先への申し込み、インタビュー、インタビューしてきた音声データから文字起こし…やることいっぱい!
データ作成は「Adobe Illustrator」を使っていますが、その使い方もチーム内で教え合ったりインターネットで調べたり。
かなりコツコツした作業です。
東洋大学広告学研究会に取材
表紙は雑誌の顔だから、みんなで考えました。
たまたま撮れた写真だったけど、雨で濡れた路面と黒のワンピース、曇り空、木々の様子まで落ち着いた色調に揃っていていい!
表紙の写真のオフショット
▼そろそろゴール?
自分のペースで進めてね、とはいうものの、何事にも締め切りはあるもので。
それぞれのページのデータが出来たところで、プロのデザイナーが全体を見て、気になるところにアドバイスをくれます。
それぞれのページにデザイナーが手を入れることで、全体の統一感が出ることはもちろん、中高生たちがデザインの手法や考え方を学ぶチャンスにもなっています。
4号から関わってくださっているデザイナー「きみちゃん」(中央)
▼走り切った!
学校・テスト・部活・塾・・・それぞれの都合をなんとかやりくりしながら、データが完成。
印刷会社が2万5千部を約2週間というステキなスピードで印刷してくれて、それがまとめてどーんとb-lab に届いたのが10月8日の昼下がりでした。
そして、仕分けして文京区内の中学校・高校に送る、という最後の大仕事もフリペチーム頑張りました!
区内の中学校・高校に通う子たち全員の手元に1冊ずつ送り届けられた~!
フリペチームを伴走して走り切ったb-labスタッフ「とんちゃん」
▼次号へ
忙しい合間を縫っての活動は大変ではあるものの、それでもフリペチームはいつでも笑顔でした。
それはきっと、みんなでワイワイひとつのものを作るのはやっぱり楽しいことだから…かな?
みんなでタピオカ!
次号のテーマは「趣味」
もう3月の発行に向けてチームは走り出しているけど、「やってみたい」と思ったら、まず中高生スタッフに応募してみて!
途中からでも参加できます!
文責:もーりー