中高生の秘密基地ビーラボ:b-labは文京区にある中高生向け施設です

ビーラボブログ

February

09

Tuesday
PM 12:37

【文京区・b-labより】b-lab1年間の集大成、「b-labアワード」が開催されました!

ユースセンター。
そう言って、どんな場所かを説明できる人は少ないのではないでしょうか。

 

 

ユース=中高生世代の若者。
そう、ユースセンターとは中高生たちのための居場所のことなのです。カタリバが運営しているユースセンターが、文京区にあります。

6年前に開館したこのユースセンターは、当時の中高生たちが、b-lab(Bunkyo laboratory)という名前をつけ、レイアウトなども運営スタッフたちと一緒に考えるなど、中高生と一緒に作ってきました。そこでは、”中高生の秘密基地”というコンセプトが掲げられ、今も中高生とスタッフたちが力を合わせて、日々様々な活動を生み出し続けています。

 

http://b-lab.tokyo/blog/20811 (b-labリノベーション会議)
http://b-lab.tokyo/blog/21296 (他のユースセンターとの交流会開催)
http://b-lab.tokyo/blog/22962 (文京区とb-labをつなぐ取り組み)

今回は、そんなb-labで昨年末に行われた「b-labアワード」について紹介したいと思います。

b-labアワードはb-labの1年を締めくくる、集大成のイベント。
毎年12月の最終開館日に開催されるアワード、つまり発表会です。

 

利用者という枠を越えて、b-labという場で自分自身の「やってみたい」を形にするマイプロジェクト(通称:マイプロ)に取り組んできた中高生が、1年の活動から得た学びを発表します。

運営スタッフや仲間たちと話し合いを重ね、試行錯誤を繰り返してきた生徒たちにとっては、このアワードが自分の活動成果を知ってもらう大切な機会です。

今回のb-labアワードには、10人の中高生が発表者として参加しました。

 

 

中高生の取り組みは、「謎解きが好きだから自分で謎解きイベントを開催したい!」、「初来館の子にb-labを好きになってもらうための活動をしたい!」など様々。

 

それぞれのプレゼンには、一人ひとりの味が出ていました。
笑いが起きる瞬間もあれば、涙を流す聞き手も。

 

 

ただの“発表会“ではない魅力がそこにはありました。

 

 

予選と決勝で構成されているb-labアワードは、それぞれのグループの中で、1つのマイプロが選ばれ、決勝に駒を進めます。
審査員が悩み抜いた末、決勝に進む3人が選ばれました。

 

そして決勝がスタート。決勝に進んだプロジェクトは、参加者全員の前で発表をします。その中にAさんの姿はありました。

 

 

Aさんのマイプロは「ドラム叩き隊」。
Aさんはドラムを小さい頃から習っていて、その腕前は音大進学を視野にいれるほど。
そこで、その技術を生かして「ドラムをはじめたいけど、1人では難しい人」にむけてドラムを教えるイベントをはじめました。
コロナ禍の中で、感染対策に気を配りながら歩みを進めてきました。

 

そんな、素敵な活動をしてきた報告の場であるb-labアワードでの発表。
一見、自信に満ち溢れている彼女が見せた、タイトルの次の自己紹介スライドには、

 

“殻に閉じこもりがち”

 

との文字がありました。
彼女は、自分のやってきた功績よりも、自分の弱さや実力の無さ、プライドの高さを言葉にして、多くの仲間の前で語っていたのです。

 

 

ドラムを習った当初から抱えていた葛藤、マイプロ内はもちろん、マイプロ以外の活動での失敗も、彼女は隠さず語っていました。

 

そして発表の最後で彼女は、こう言葉にしていました
「気づいたことがある、自分らしさは必ずしもポジティブでなくてもよいということ」
と。

 

 

その言葉を発した時、彼女の目がより一層真剣になった気がしました。多くの人が見ている中で、自分の弱さを語れるという強さを彼女からひしひしと感じました。

 

決勝での3人の発表を終え、審査員からの講評がはじまりました。
1人の審査員が講評の中で、こう語っていました。

「b-labにおけるマイプロは人生を語ることだ」 

 

マイプロジェクト。“マイ=私の”プロジェクト。

b-labという秘密基地で育まれているプロジェクトは、単なる活動ではなく、彼らの人生そのものなのかもしれないと感じました。

b-labの活動を通して“好き”を追究することの大切さを知ったAさん。高校3年生のAさんがb-labで過ごせる期間もあと2ヶ月。
どんな背中を後輩に見せてくれるのか楽しみです。

 

(文責:スタッフ中島)

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