July
27
Friday
AM 11:19
【Book Club】沖縄と平和の詩
こんにちは。スタッフのともです。
昨日はb-labの読書会「Book Club」の日でした。普段はテーマに沿って1冊~数冊の本を取り上げるのですが、今回参加する中高生にどうしても触れてほしかったのは、本ではなくて一編の詩でした。
その詩というのは、沖縄の「慰霊の日」の式典において、中学三年生の相良倫子さんが朗読した、「生きる」という詩です。(「生きる」 全文)
戦争の拒絶、平和を希求する心、自分が生まれ育った土地への愛が詠われたその詩の朗読を聴いていると、沖縄の美しい景色が、そしてその美しい土地に戦火が広がる恐ろしい光景が、次々に目に浮かびます。
詩が伝えるメッセージもさることながら、その表現の巧みさにも心を打たれたのでした。
ぜひともこの詩に触れてほしい!と勢い込んだものの、「詩」というジャンル自体かなりハードルが高いと感じているので、「詩」に触れて感想を交流するというゴールまで、遠回りして進むことにしました。
ゆえにこれです。
立派なゴーヤですね。沖縄といえばゴーヤ。単純すぎて沖縄の人に怒られるかもしれません。本当にすみません。
楽しくゴーヤチャンプルーをつくって、まずは「沖縄」に触れるとっかかりをつくることにしました。
予想を超えておいしくできました。家でも作りたい!
余談ですが、ゴーヤが苦いのは「モモルデシン」という成分のためらしいですよ。モモルデシンは「傷ついた胃腸の粘膜を守る」「血糖値・血圧を下げる」「夏バテ改善」などといった効果があるそうです。(参考)
ゴーヤチャンプルーを食べながら、参加者それぞれの沖縄の思い出について話してもらいました。家族旅行で行った人もいれば、修学旅行の旅先が沖縄だったという人も。
修学旅行で沖縄に行ったという人は、おそらく平和祈念公園も訪れているのではないでしょうか?
そんな沖縄トークから、いよいよ詩の朗読を聴きます。
印刷された「全文」を手元に置き、言葉を目で追いながら、動画で朗読を聴きました。
「ひとつひとつの言葉が印象に残る」
「そこにいる一人ひとりに伝えるような話し方をしていたと思う」
「中3でこんな表現ができるなんてすごい」
朗読終了後、みんなで感想を述べ合いました。短い時間ではありましたが、この詩に触れ、それについて話すことができてよかった。それぞれに余韻を残して、この場を閉じました。
みなさんもぜひ、朗読を聞いてみてください。何を感じるでしょうか。
(文責:瀬川)