「b-labにキッチン」は「ホットケーキにメープルシロップ」と同じくらいセット感があると思うもーりーです。
もーりーが最初にb-labを見学に来た時に、一番「いいなぁ！」と思ったのは、スタジオでもホールでもプレーヤードでもなくキッチンでした。
そして、予想通り、キッチンでは楽しい「体験」が日々生まれています。

中学2年生の女子たちが、買い物袋をかかえてキッチンに入りました。
昨日二人でお昼ごはんとおやつを作ろうと話がまとまったとのことでした。

お昼ごはんはラーメン。
袋から乾麺を出し、器にいれたところで

「（袋の裏を見ながら）あれ、これお湯かけるだけのやつじゃない・・・」
知らなかったの？
「鍋で煮る・・・？鍋ありますか？」
あるよ。
「水500cc・・・計量カップありますか？」
あるよ。
「（水を沸騰させながら）ほら、この泡、水が水蒸気になってるから出来るんだよね！」
「（麺を投入し）あ、具がない」
「卵は？」
「いいね！」
そして、おもむろに生卵を殻のままを鍋に投入・・・。

ここでもーりー、ちょっと黙っていられなくなり

「え！？生卵、そのまま！？」と言ってしまいました。

「ダメなんですか？」

も「いや、月見そば的なのだったら、割って入れるでしょ。」

「ゆで卵です」

も「ゆで卵なら10分くらいかかるよ。10分も麺茹でたらすごいのびちゃうよ」

 二人爆笑。
アドバイスは葬られ、そのまま続行。麺は茹で上がり粉スープ投入後、器に移され。
卵は茹で卵という前提で剥くというので、ぜひボールの上でと勧め、割られた卵は素敵な温泉卵に仕上がっていました。

結局、栄養バランスはともかく、充分食べられそうなラーメンができました。
というように、大変行き当たりばったりなこのお二人は、自力料理ほぼ初体験。
初体験らしく、諸々「え！？」ということの連続なのですが、なぜかとても楽しそう。
目玉焼きは、

こんな風ですが。でも和気あいあい。

ホットケーキの作り方も全然知らなかったけど。

めちゃ美味しそう！

誰からも口出しされず、気の向くままに初心者さんが料理できる場所、b-labキッチン。
余計な口出ししすぎちゃったかなと思って、もーりーがお仕事に戻った後も、二人は「わからないけど楽しい」を充分楽しんでおりましたとさ。

（文責もーりー）