学生職員のばばちゃんです!最近は花粉症に悩んでおります…
3月23日(土)は、平成30年度最後のアソビ場でした。
テーマはなんと、宇宙!
プレゼンターは私です!
まず、自分がどうして宇宙に興味を持ったかという話からはじめました。
私は、親戚の死をきっかけに、無常観に苛まれるようになったことがありました。人間はいつか死んでしまうし、地球はいつか消えて無くなってしまう。それってちょっと怖いな。
そんな時に、人類は生き残れるのか?という漠然とした問いを思いついたのが今回の探究のきっかけ。調べれば調べるだけ、安心してくるもんなんですね。「好き」でも、「嫌い」でもなく、「安寧」からスタートする探究。そんな感じで、ちょっとオカルトチックなのにサイエンティフィックなお話を始めます。
以下、プレゼンテーションで話した内容の要約です。
まず、人類と宇宙の関係性の歴史からスタート。ギリシャ神話の星座の話から始まり、かぐや姫に至り、ガリレオやコペルニクスを経て、最後は現代のスペースシャトル打ち上げや、月面着陸まで、数千年のも間、人類は宇宙と向き合い、宇宙を恐れてきました。
そんな中、人類は地球の外で生き残るすべを見つけるべく、研究と探検を重ねてきました。
まずは、人類がそのまま住めそうな「第2の地球」の発見です。科学者たちは、トラピスト1という、地球から39光年も離れた恒星の周りに、地球にそっくりな星を複数発見しました。水もあるし、大気もあるし、大地もある。なんか住めそうだな。でも、放射線が地球の何倍も降り注ぐため、人間がそのまま暮らしてくのは厳しそうです。あと、遠い。39光年離れた世界に、飛行機の速さで進むとどうなるか、高校生と一緒に計算。そうしたら、130万年かかるそう。
じゃあ他の方法は次に、そのままでは住めないけど、工夫次第で住めそうな星の発見です。その代表例が火星です。地球のお隣の惑星、火星。かつては海があり、川が流れていたそうですが、今は荒涼とした砂漠と極寒の地。
だが、そんな火星に本気で移住しようと試みる科学者や実業家たちがいるのです。彼らが考えたのがテラフォーミング。地球でない星を、地球のように改造する方法です。昔はSFの世界でしたが、これに対し本気で取り組もうとしている科学者たち。
どんな詳細かというと、火星にある二酸化炭素をうまく活用し、温室効果を発生させ、大気を作り出す。そして100万人を火星に移住させる、そんな夢のようなプロジェクトがあります。NASA曰く、現状の技術では難しいそうですが、まだ可能性はありそう。
という感じで、人類が宇宙で生きていく方法はありそうです!よかった。でも、戦争で殺しあったり、地球環境が破壊されたりして、人類が滅んでしまったら元も子もありません。宇宙船地球号という言葉があるように、人類は地球と同胞を大切にしていかなければならないですね。
という感じで、「オモシロ=マジメ」にすすめた今回の探究アソビ場でした。
最後に、私は3月でb-lab卒業なので、探究アソビ場も今回が最後です。8ヶ月間、いろいろご迷惑をおかけしましたが、皆さんが少しでも、アソビ場というイベントにご満足いただき、そして探究というものの楽しさを実感していただいていれば、私としても嬉しい限りです。
以上、今年度最後のアソビ場ブログでした。
新年度は、4月6日(土)16時から、新体制ではじまります!お楽しみに。
(文責:馬場・山本)