May
27
Monday
AM 9:00
【BookClub】「本が好きだ!」という中高生たちへ
スタッフのともです。暑くなってきましたね。b-labの2Fでバスケをして戻ってくる子がみんな汗だくです。そのあとすぐに卓球しに行ったりするんだから、ほんと元気だよなぁ。
そんな姿を受付で眺める私は、昔から本が好きで圧倒的にインドア派。「暑い日に外でバスケ」ができるみんなを見ては「すごいなぁ」と目を細めています。
小学生の頃はけっこう外で遊んでたんですけど、なんなら中高生の頃も運動部だったんですけど、家の中で本を読んでいる時の方が心穏やか、じんわり楽しい、この時間こそ本当の自分でいられる、そんな気持ちでした。
同じような感覚の人も、いるんじゃないかなぁ…。うん、きっといるはずだ。いるにちがいない。
「本が好きだ!」というタイプの人は、あまり大勢で集まってワイワイすることを好みません(もちろん例外はあります)。
だけど、「本が好きだ」という人同士が集まって話したら、きっと楽しい。そんなコミュニティによってハッピーになる人が、きっといる!!という思いで、月に一回細々と読書イベント「Book Club」を続けています。先日で56回目になりました。
毎回1冊の本(または1つのテーマ)を取り上げて、読書会やワークショップを行っているのですが、前回はb-labきっての読書好き、文学少女、タイムファンタジーオタクのさっちゃんに来てもらって、「くまのプーさん」の原作をみんなで読みました。
さっちゃんは一橋大学大学院の博士課程で文学を研究している、その道のスペシャリスト。私たちの知らないプーさんの世界が、次々明らかになっていきます。
スクリーンに見慣れぬキャラクターが映っていますね。たぬき?
ブタさんと並んでいるこの子はもしかして…。そう!これ、プーさんなんです!!ロシア・バージョンとのこと。衝撃…。たぬきにしか見えません。隣はもちろんピグレット。
みんなのプーさん知識レベルがあがってきたところで、いよいよ原作を読んでみます。初めて読むのに、なんだか懐かしい気持ちに。読み終わると、感想がポツポツと口をついて出てきます。
本を一人で読むのはすごく楽しいものですが、みんなで読むのもまた素敵。プーさんやその作者、執筆された時代背景、原作の舞台となった土地の話などをした後に、実際に原作に触れてみる。感想を交わしながら物語の余韻に浸るのは、みんなで読むからこその楽しみです。
自分が好きなことをもとにした、「こんなことやってみたい!」というアクションが、きっと他の誰かもハッピーにする。
誰かに読書会をやってほしい!と言われたわけじゃないけれど、そう信じてこれからもBook Clubをはじめとする読書イベントを続けていこうと思います。
文京区の読書好き、本好き中高生のみなさん、ぜひb-labに、BookClubに足を運んでみてね!このイベントは、未だ見ぬみんなに届けたくて、ずっと続けています。
第4木曜日の17時に、いつかお会いしましょう。
(文責:とも)