みなさんこんにちは!
b-labの本棚を担当するスタッフ・みちゃこが、おすすめの一冊を紹介するよ。
今月は「あなたのための短歌集(木下龍也:著、ナナロク社)」をご紹介!
著者は、歌人の木下龍也さん。
お客さんからの「お題」をもとに、一作の短歌をつくる。そんなプロジェクトから生まれた短歌を一冊にまとめた作品集です。
★みちゃこのおすすめポイント★
「短歌って、ルールがいろいろあってむずかしいんじゃない?」
「なじみのない古語を使わないといけなさそうだし……」
少し前まで、わたしは短歌に対してこんなイメージを持っていました。
もしあなたにもそんなイメージがあったら、まずこの本の中から、どれでも一作をつまんでみてほしい。
たとえば、「白い犬」というお題に対する一作がこちら。
“薄闇の出口のように庭先でお座りをしている白い犬”
たった23文字なのに、頭の中に情景が思い浮かび、おもわずクスッとほほえみがこぼれてきませんか?
「短歌ってこんなに自由でいいんだ!」と思える作品の数々。
みなさんも、心ふるえる瞬間を、5・7・5・7・7の小さな箱に詰めこんでみたくなりませんか??
この本は、b-labの本棚の左端にある「本郷図書館インフォメーションコーナー」にあるよ!
ぜひ、あなたの心のおまもりになるような一作に出会ってください😊
(文責:みちゃこ)