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ビーラボブログ

December

03

Tuesday
PM 6:30

【スタッフ体験談】vol.4 後悔が残る恋

b-labスタッフにも、悩める青春があった。

ということで、不定期にスタッフの体験記をアップしています。

 

前回に引き続きテーマは、失恋

さっきーの体験を紹介します。

 

 

【理由を聞けばよかった】

 

さっきーが社会人になって恋した相手は、友人の友だちだった。

 

 

 

初めて会った時は、なにも思わなかったが、

まもなく、相手がさっきーをイメージした絵を描いてくれた。

抽象的な絵を描き、DJ会場でライブペイントもする。

 

私にはない世界を持っている!

と、感じた。

 

 

そして1年後、相手とご飯を食べている時に思った。

 

この人のこと、好きかも……。

 

それから、つきあうようになり、

一緒に旅行にも行ったりして、楽しい思い出が増えていった。

 

だが、さっきーには、友だちと恋人の違いがよくわからなかった。

 

友だちもすごく大事。

大事な「友だち」から「恋人」にラベルが変わった時、

ふたりの関係をどう変えればいいかが、わからなかった。

 

 

つきあい始めて一年になろうというころ、

相手からLINEのメッセージが届いた。

 

「別れよう」

 

さっきーが送った返信は、

「わかった」

 

 

理由はきかなかった。

 

3、4カ月前から、相手が自分を思う温度が下がってきたのを感じていた。

 

わたしより気持ちを傾けたいものができたのかもしれない。

単純に別れたくなったのかもしれない。

どっちにしても、しょうがない。

 

相手の気持ちを変えることはできない——―

 

 

さっきーは、相手への思いを凍結した。

 

 

 

LINEのやりとりを最後に、相手とは会ってない。

 

けれども別れて1年が経った頃、一度だけ連絡した。

 

「元気?」

 

しかし、相手の返事はそっけなく、距離を置かれていると感じた。

 

急にふられたわけじゃない。

心の準備はできていた。

さみしいと思ったこともない。

 

でも、いまだに相手に惹かれている

きっと、別れる理由を聞いて、自分の恋にとどめを刺さなかったせいだと思う。

 

— — — — —

 

振り返って、さっきーは言う。

 

わたしは中高生の時に恋をしなかった

 

10代は、つきあって別れるまでのスパンが短くて許される年代。

その10代で恋愛の経験値を積まなかったことが、

20代になってからの恋愛を難しくしているように思う。

 

こじらせた自分だからこそ、10代のみんなに言いたい。

 

怖れず、恋せよ!

 

 

前回も書きましたが、

これを読んだみなさんは、

恋愛ってどういうものだと思いますか?

 

うきうきして、うれしいことがたくさんあるけれど、

精神的につらいことや、性の問題も関わってくる。

いろいろな情報が入ってきて、

迷ったり、あせったりすることもあるかもしれない。

 

恋愛は精神的に成長できる機会だけど、

その先の人生に関わることもあるから、

迷ったり困ったりした時は、

ひとりで抱えこまず、信頼できる大人に相談してほしい

 

b-labスタッフは、みなさんの支えになりたいと思っています。

 

【文責:ありさん】

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