『文京彩集』は、普段、館内でしか手に取れないリーフレットだけど、
泣く泣く臨時休館になってしまった、この期間限定で、みんなにお届け…!
b-labが恋しい人も、少しでもb-lab気分を味わえますように。
そして、みんなが、家にいる時間もより楽しく過ごせますように。
臨時休館中の合言葉は、「15日までが楽しくなる!16日が楽しみになる!」
★『文京彩集』とは・・・?
過去ブログより
文京彩集ついにリリース!
【文京彩集】文京区のステキなおとなたち
仲里一也さん Zatty(根津の美容院)オーナー
わたしのしごとを一言で言うと…
続けていくと楽しさが見えるもの。
です。
1980年生まれ
高校卒業後、目的も無いまま上京。
飲食業と建設業を経て、美容専門学校へ、というユニークな経歴をもつ。
美容学校を通信教育で通いながらサロンにてアシスタントとして従事。
2007年、念願の独立。Zattyをオープン。
頑張りすぎないがモットー、お客様からは空気感がいいと好評をいただいているはず。
美容師には小さいときから、なりたかったのですか?
全然考えていなかったです。というかまわりに「将来を考えよう」と促してくれる人がいなかったですね。
僕の育った村では、子どもは毎日ただひたすらに遊んでいました。だから運動能力は上がるし、身体も強くなりますよね。でも逆に考える力は弱いように思います。ロジカルなものに弱いというか、計画性が無いように見えますね。
それに親とか、おじいちゃんおばあちゃんとかも、家族は近くにいたほうがいいという考えの人が多いから、
そういう繋がりはいいけれど、個人の可能性が広がらない環境だなとは思いますね。
美容師という道はどういうきっかけで?
中学1年生のときは、規則で丸坊主だったんですよ。でも2年生のときに伸ばしてよくなって、
伸ばしたら僕はすごいくせ毛で、みんなに「ブロッコリー」というあだ名をつけられて、すごいショックでしたね。
家に帰って、親に「なんで俺の頭はこうなんだ!?」と詰め寄りましたね。
だから、自分にとってヘアスタイルは“コンプレックス”なんですよ。それで自分で髪の毛を切るようになったので、くせ毛でなかったら、美容師になっていなかったかもしれないです。
そう思うと「コンプレックス」と「楽しそう」と「憧れ」がきっかけですね。カリスマ美容師とかがもてはやされた時代でしたしね。笑
たとえ理不尽なことがあったとしても、それに気が付かないくらい憧れられたのですよ。みんなそうでしたね。後に楽しいことがあると信じて、安い給料でも働けたんですよね。
小学校、中学校時代で今のご自身に繋がるような原体験はありますか?
「鈍感力」ですね!
結構、美容師のアシスタントのときは厳しく言われるので、細かいことを気にしていたら、本当に傷つくんですよ。言われたその瞬間は気がつかないで、後から気がついて苛ついたりもするけれど、ずっといらいら考えているのは疲れるので、すぐ忘れますね。
自分の性格がいい方向に働いているのかもしれませんね。笑
お店をずっと続けていくにあたって、これだけは大事にしたいということはありますか?
回転数の早いお店で働いていたときは、お客様が物みたいに思えてきたりしたこともありましたね。
売り上げを上げなければいけないとう雰囲気があったりしたのが、本当に嫌でしたね。
人に触れて、人と話せてという仕事だからこそ、自分のお店をもった今は、ゆっくり大切にお客様と接したいですよね。
自分がひとりひとりのお客様に対して、完了したと思えるところまで対応したいですね。
生きていく上で大事にしたいことは?
生きていく中では、いろいろな想定外な嫌なこともあるじゃないですか!?
そんなときは、真正面から受け止めるのではなくて別の方向から見たりすると、意外に落ち込むほどのことではなかったりするんですよね。だから「おもしろい!」と呪文みたいに心の中で言ってみたり、声に出してみたりとかします。
そうすると案外辛くなくなるんですよ。ダメなことがあってもちょっと軽減されたり、酷いことを言われても
「すごいこと言うね~」と軽く受けとめることができるんです。
今まであった、傷ついたこととかも、今になれば、ネタになるからいいかなと思いますね。
人生を楽しみたいですね!
では、b-labの中高生にエールをお願いします。
大変かもしれませんが、なんでも面白がった方がいいよ〜〜!!
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(文責:文京彩集チームえみまま・ゆきちゃん・よね)