July
27
Wednesday
PM 12:47
【Book Club】読む × 食べる × 対話する
どうもこんにちは。b-labスタッフのともです。
先週に引き続き、2回目の「Book Club」を行いました。今回のテーマは「小説の中の食べもの」。取り上げた小説は、三浦しをんさんの「風が強く吹いている」です。
b-labスタッフもオススメの、箱根駅伝を舞台にした青春小説。この中に、駅伝チームのみんなが食卓を囲んでカレーを食べる場面があります。
まずはその部分を、参加者みんなで読みました。
「とろとろになるまでタマネギを煮込んでおき」
「数種類の市販のルーを独自にブレンドして味を調えて」
*引用元:三浦しをん『風が強く吹いている』(新潮文庫)
というように、カレーについてのいくつかの描写から、この場面は始まります。
そして、和気藹々(わきあいあい)とした食卓の様子が展開し、その中で先輩/後輩の上下関係を気にして先輩に席を譲ろうとするも、上級生から押しとどめられる主人公、走(かける)の心理が語られます。
読み終わったところで、b-labスタッフのえみままがこの場面の通りに作ってくれたカレーが登場!とろとろに煮込まれたタマネギが甘くて美味しいカレーです。
カレーを食べつつ、今度はこの小説に関わるトークテーマを設定してのお話タイム。真面目な話を肩の力を抜いて楽しくする、というのが「Book Club」の裏テーマです。
設定されたテーマは以下の3つ!
それぞれのテーマについて、15分ずつくらい参加者みんなで話しました。
「上下関係」というと、小説に出てくるような部活の先輩/後輩関係が身近なものでしょうか。上下関係はあったほうがいいか?ないほうがいいか?あること、ないことによるいい部分は何か?などなど。カレーを食べながらわいわい議論しました。
参加者が中高生とスタッフを合わせて男3人、女3人だったこともあり、「男同士の友情」がテーマの時間では、女同士の友情の話にも。
小説を飛び越えて参加者自身の話になったり、また小説の中に戻ってきたり。初対面の参加者も含め、楽しい時間を過ごしました。
「Book Club」は毎月2回、火曜日の夕方に行っています。次回は8月9日!みなさん、ぜひふらっと参加してみてくださいね!
(文責:とも)