August
26
Friday
AM 9:06
【館長レポート】b-lab Summer Fes’16
館長です。もうすぐ夏休みが終わる。
b-lab Summer Fes’16が終わってホールを出ると、エントランスの外はいつの間にか真っ暗でした。
「夏は夜」というポエムを昔の女子が詠んだらしいけれど、彼女の気持ちは千年後を生きる僕にもわかる。
熱気の中をおもいっきり駆け抜けて、汗ばんだ肌を、湿気を多く含んだ空気にさらされる夏の夜は、気持ちがうずうずする。月が出ているとさらにうずうずする。それを青春と呼ぶのだと思う。千年たっても変わらない。
b-lab Summer Fes’16は、誰にも捉えきることのできない、一夜限りの群像劇だ。b-lab全館を所狭しと駆け抜ける中高生の、ホタルのような一瞬の輝きだ。誰もが主人公であり、すべてが同時並行するから面白い。
その断片をご紹介したい。
思いを音に乗っけるやつがいる。
音に身体を乗っけるやつがいる。
その裏方をすべて支えるやつがいる。
うでたてふせに情熱を捧げるやつがいる。
フロアが紙だらけになっている。
スタジオが血だらけになっている。
流しそうめんを流せなかった悔しさを語るやつがいる。
そのシーンひとつひとつに、うずうずしている感情がある。
大人はそれをただ呆然と見つめることしかできない。
中高生の今だけの、歓喜があり、感動があり、挑戦があり、涙があり、青春がある。
ここはb-lab。中高生の秘密基地です。
一歩足を踏み入れると、うっかり青春してしまう場所。ぼやぼやしてると火傷する。
b-labの夏、これにて終了。秋はどんな季節が待っているだろう?
仕掛け人にも拍手を!
(文責:今村亮)