どうもこんにちは。b-labの学習プログラム、マナビ場準レギュラーのともです。
毎週木曜17:30~19:00に行われているマナビ場、今回も、前回に引き続き『ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業』(M.サンデル/早川書房)を読んで学んだ大人(今回は私)が、マイケル・サンデル教授に倣って「正義(JUSTICE!)」について講義し、参加者みんなで議論しました。
それぞれの回ではとある思想や哲学が議論の中心となるのですが、今回はロックの思想です。音楽のROCKではなくて、ジョン・ロックですよ。倫理や世界史の教科書できっと見たことある、哲学者ジョン・ロック。
前回のテーマは「リバタリアニズム」でした。
「リバタリアニズム」とロックの考え方って、同じなのか?
「自然状態」「不可譲の権利」「黙示の同意」などなど。難しい言葉も平気で出てきます。しかし、そんな難しい言葉でも、噛み砕いて、具体例とともに考えれば、十分議論することができます。
自らの権利(自然権)を放棄することはできない、とロックは言っています。
なぜだろう?自分の権利をどうしようと自由じゃないのか?
なんでロックはこんな風に考えるのだろう?
徴兵制を引き合いに出しつつ議論していた時、
参加していた高校2年生は次のように考えて答えました。
自分で放棄する気がなくても、政府に権利を放棄するよう迫られるかもしれない。
だから、はじめから誰も権利を放棄できないようにすべきだと考えたんじゃないか。
「なるほど!」と膝を打つような思いでした。
私自身、完璧な答えは持っていません。
しかし、彼の考え方にはとても説得力があると感じたのでした。
専門家でなくとも、学ぶ姿を見せて、学ぶ楽しさを伝えることはできる!
マナビはエンターテイメントだ!
そんな思いでやっております。
次回はまっつんがあの”カント”を取り上げます。これまた倫理の教科書でお馴染みのあの”カント”です。
https://b-lab.tokyo/event/6593
「難しい」が「面白いかも」に変わるマナビ場、気軽に参加してみてくださいね!
(文責:とも)