October
09
Sunday
AM 11:00
どっちが読みたい?ビブリオバトル!
みなさんこんにちは。b-labスタッフのともです。
突然ですが、「ビブリオバトル」って知っていますか?「人を通して本を知る。本を通して人を知る」をキャッチコピーに、全国に広がっている”本の紹介コミュニケーションゲーム”です。今はなんと、全国大会が開かれてもいます。
学校でやったことがある人もいるかもしれませんね。
具体的なやり方とルールは以下の通り。
- 発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる.
- 順番に一人5分間で本を紹介する.
- それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2~3分行う.
- 全ての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員で行い,最多票を集めたものを『チャンプ本』とする.
(「知的書評合戦ビブリオバトル 公式ウェブサイト」より)
本は一人で読むものだけど、読んだ本をこんな風に紹介しあったら、様々な出会いがあって面白いですよね!以前のブログでマナビ場担当のみぽりんが、「マナビはエンターテイメントだ!!」と言っていましたが、読書担当の私は、「読書もエンターテイメントだ!!」と思っています。様々な形で、楽しく本に触れたい。そこで、10月6日木曜日、b-labでもビブリオバトルをやってみました。
職員vs高校生!まずはタイマーを5分にセット。先攻は私、スタッフのともです。
紹介するのは、『〆切本』(左右社)。夏目漱石や谷崎潤一郎と言った著名な文豪や、サザエさんの作者である漫画家長谷川町子、彼らを相手にしてきたベテラン編集者などの、〆切にまつわるエッセイがたくさん収録されています。
〆切を守ったり守らなかったり、守れないことに開き直ったり…。それぞれのエッセイに作家の性格がにじみ出ていてとても面白い。オススメです!
後攻は、高校1年生のきしちゃん。b-labで読書にまつわる取り組みをしてくれている彼女が紹介するのは、『何者』(朝井リョウ / 新潮社)。
直木賞を受賞した作品で、今秋映画も公開される話題作!私も、映画の予告編を見てとても気になっていました。
この本に登場するのは、就活に励む5人の学生。表面上は仲良くしているものの、SNSを通して垣間見える嫉妬や妬み。仲間に対する複雑な感情や、現代の人間関係の暗い部分も描かれているそうです。
「就職」も「SNS」も、若者にとってはとても近くてリアルな問題。高校生にもぜひ読んでほしい!
両者からの紹介が終わった後、読みたいと思った本に投票してもらったところ、結果は引き分け。勝負は次回に持ち越し!ビブリオバトル、また開催したいと思います。
(文責:b-lab職員 とも)