October
26
Wednesday
PM 3:48
【Book Club】読書の秋の読書会 〜戯曲を読む〜
みなさんこんにちは。b-labスタッフのともです。
最近めっきり涼しくなって、秋を実感しています。肌寒い。
秋といえば、そう、読書ですね!
毎月2回火曜日に開催している読書イベント、「Book Club」も是非とも盛り上がってほしい。そんな季節です。
10月25日(火)のBook Clubでは、「戯曲(ぎきょく)」をテーマに読書会を行いました。
高校生5名と職員の私、ボランティアの大学生2名でスタート!自己紹介から始まり、「そもそも戯曲って何か知ってる?」という話題に。
演劇の脚本・台本に近いものですが、 かなりざっくりと違いを説明すると、
・戯曲=上演を前提としていない。文学として成立している。
・脚本=上演を前提としている。
といったところでしょうか。
知っている有名な戯曲を尋ねたところ、やはりシェイクスピアの名前が。ハムレット、ヴェニスの商人…。世界史で習ったという「元曲」(*中国の戯曲。元代の戯曲の意)なんてマニアックなものも。さすが高校生、よく勉強しています。
ここまで海外の戯曲ばかり出てきましたが、日本の戯曲だっていろいろあります。そこで、3つの作品を紹介してみました。
*作品はwebページ「青空文庫」及び「ままごと mamagoto 戯曲公開プロジェクト」より、公開されているものを印刷し、使用した。
・芥川龍之介「三つの宝」
・岡本かの子「或る秋の紫式部」
・柴幸男「つくりばなし」
作品を手に取る参加者たち。セリフとト書きで構成されている戯曲は、案外読みやすいものです。
せっかく戯曲を読むのだから、それぞれ役を決めて読み合わせをしてみます!
三つの戯曲の中から読みたい戯曲を選んでもらい、芥川龍之介「三つの宝」を読み合わせることに。
配役は以下の通り。
第一の盗っ人&第一の農夫:おかもん
第二の盗っ人&第二の農夫:なおき・かい
第三の盗っ人&宿屋の主人:くま
アフリカの王:くらっしー
王子:きしちゃん
王女:ももちゃん
ナレーション:とも
それぞれ5分間自分のセリフを確認した後、読み合わせスタート!
恥ずかしかったら棒読みでもいいよ!と言って始めた読み合わせですが、なかなかどうして、みんな抑揚をつけて演技するように読み進めます。
さすが高校生…!
聞き手として職員のえみままにも参加してもらいました。声に出して読むと、まるで演劇の練習をしているみたい。文章を目で追いながら、人が読む声に真剣に耳を傾けている姿がなんだか素敵でした。
一見ちょっと難しく感じる「戯曲」をテーマにした読書会でしたが、読書の秋、芸術の秋にぴったりな時間となりました。
さて、次回のBook Clubは11月1日(火)の17:00から!
読書週間(10月27日〜11月9日)真っ只中での開催!
*詳細・参加の申し込みはコチラ https://b-lab.tokyo/event/7259
この日はオススメの本を紹介し合う読書会です。聞くだけでもよし、紹介するでもよし、当日の飛び入りも大歓迎。皆さんの参加をお待ちしています!
(文責:とも)