キッチン上部に無造作に置かれた、
スタッフのコップたち。
その中に一際目立つ、
ピカピカしたやつがいます。
2017年、
b-labイベント、Book Cafe
をきっかけに、
彗星のごとく現れた。。やかん、いやポット。
穏やかな金曜の夜に、
こいつがひそかに躍動する姿を目撃しました。
丁寧に豆を削り、
ポットでお湯を入れていきます。
「豆は、軽井沢で買った〇〇〇を使ってるんですよね…」
ゆっくり膨らむよう、そっと、そおっと…
「ふくらみを、絶やさぬように、、
中心をねらうのが大事っすね…」
そう静かに語るのは、高校3年、こーきち。
ポットの細長い注ぎ口は、コントロールを高めるために
こうなっているとか。
お湯を注ぐ姿は、職人のオーラを感じます。。
「深煎りの豆だから、
苦味、えぐみがでないように、
お湯を事前に…さましておくんすよね…」
「豆も新しくないやつなので、
ちょっと細かめに挽いて、
味がしっかり出るようにしてるんすよ…」
静かな語り口で、
マニアックなこだわりを語るその姿は、
もはやなにを受験するヒトなのか、よくわかりません。
おもむろにお菓子をもって現れる友人M。
テイスティングがはじまりました。
「……うん、金属フィルター、やっぱ違うね…」
淹れるこーきちも玄人ですが、
集う友人Mもまた、玄人
何を言っているのか、よくわかりません。
詳しく聞くと、
どうやらコーヒー豆を入れる
フィルターが紙ではなく、金属で、
ゆえに、豆のオイルがダイレクトに
コーヒーにのこるのだとか。
…言われてみると、確かに、違う。
すっと飲める口当たりに、素人の僕でも
違いを感じます。お、おいしい…。
その後も、コーヒー談義を続ける二人。
気づけば音楽の話になり、きっとこれから受験の話になり、、、
秋の夜長は、まだまだ続きます。
読書の秋、スポーツの秋、
そして、コーヒーの秋。
染みわたるコーヒー会、不定期で開催中です。
文責:はくちゃん