ということで、本日、「中高生の秘密基地」b-labでは、初オンラインの試み。
「宅フェス」と銘打って、配信型でフェスが開催されました!
振り返れば、前回の春フェス。
開催約1ヶ月前に、急きょ、臨時休館が決まり、
みんなと会えない日々が続く中、悔しくもフェスは叶わず・・・
ただし、なんとか高校3年生を送り出す「卒業式」は、この状況でできる最大限。
今だからこそオンラインで実施しようと、みんなで試行錯誤して、開催に至りました。
会えないからこそ込み上げる思いもあって、
例年同様、感動の雰囲気の中、涙ながらに幕を閉じました。
次なる夏フェスは実施できるだろうと希望を抱いて・・・
そこからの日々は、中高生のみんなと共に、葛藤の連続でした。
コロナ感染拡大はとどまるところを知らず、
それに伴って臨時休館も延長の一方。
会えない日々すら、再会のそのときを最高に楽しめるプロセスになるのだと信じて、
b-labの「居場所」「キッカケ」「ステージ」はオンラインの中にありました。
そして、むかえた、6月1日。
やっと再開が実現した6月以降も、制限利用を余儀なくされました。
だけど、苦しい状況は続いても、今できる最大限。
楽しむことを忘れないb-lab。
このような中でも、中高生が、「やってみたい」に踏み出し、叶えられている喜びで心躍る日々。
中高生みんなの姿に、コロナ禍でも前向きに進んでいく、
勇気が湧いてきました。
そして、むかえた、夏フェス2020。
”なんでできないのだ”、と落胆し続けるのではなく、
”どうしたらできるか”、と前向きに思考する。
いつものように、b-labで、たくさんの人を迎え入れることは叶わぬけれど・・・
そうだ。これまでそうしてきたように、オンラインを活用して、
おうちから、新しいフェスをつくればいいのだ・・・!
こんな時代だから楽しめなかった、ではなくて、
2020年だからこそ、いつもの夏には感じられなかったワクワクを、最高の記憶に。
ついに、今日、2020年8月22日(土)。
史上初。オンラインにてフェスが無事開催されました。
今年ならではのドラマがそこにありました。
中高生のオーナーシップ溢れる勇姿がそこにありました。
館内の装飾は、いつものフェスの空気感をつくっていました。
これまでの準備期間の集大成。
今朝、入念に準備に励むスタッフがいました。
そして、ドキドキのオープニング。
からの、視聴者参加型で大いに盛り上がったクイズ部企画。
初めてクイズ部の存在を知ったフロアの中学生が、
「これからクイズ部に参加したい!」とうれしい声もあがりました。
オフラインでもオンラインでも、
ステージも観客も一緒に楽しむことには変わりない!
観る側もチャットで盛り上げみんなで一緒につくりました。
フロアの観客も一緒になって盛り上げる。
CMお披露目。
b-labに初めて来館した、あのときの気持ちも思い出しながら・・・
オンラインだからこその出会いもありました。
無観客の事前収録での配信は今年ならでは。
ただし、いつもと変わらぬ圧巻のステージ。
これをおうちでじっくり聞ける贅沢さも「宅フェス」だからこそ!
想像力を掻き立てられたFaceApp!
解説もセットで、バラエティに飛んだ画像に、存分に楽しんだZOOM背景グランプリ。
つくって、遊んで、実況したゲームグランプリ。
b-labの再現性たるやお見事!
思わず身を乗り出して覗き込む、カウンターの男子たち。
まさに今、佳境を迎えるフリペ「cha!cha!cha!」。
対談を通して制作秘話が聞けました。想定外のタイピング対決はさすがでした!
中高生だけがステージにあがるんじゃない!
フロアキャストも渾身のモザイクアート企画。
実は、途中、初の試みだけに、突然のハプニングもありながら・・・
冷静に、今できる最善を尽くすスタッフたちの姿もありました。
そして、感動のフィナーレ。
今年リアルでは見れなかった花火。
でも、オンラインだからこそ、画面のコチラ側と向こう側の、
全員で同じ願いを込めた花火を目に焼き付けました。
臨時休館を経て、こんなにも人とのかかわりや繋がりが日々をつくっていたのだと・・・
会えぬからこそ大切に思えた、b-lab。
b-labで出会った人たちのことを思いました。
創意工夫をこらしてどんな世代にも経験できないフェスをつくりました。
どれもこれも2020夏しか味わえないフェスを存分に楽しみました。
最高の夏の思い出になりました。
この特別な日は、明日からのパワーに変わりました。
さらには、きっと、この先の未来で、今年のような苦難に立ち向かうときの、
勇気になるのではないか・・・
わたしたちb-labスタッフは信じてやみません。
この日みんなで見上げた花火のことを、忘れずにいたいと思います。
文責:よね(館長 米田瑠美)
本日b-labは20時に閉館いたしました。