今年度の春フェスは、ひと味ちがった。
いつもなら、フェス盛り上がりの最高潮とお別れの名残惜しさが、3月31日同日に訪れていた。
でも、今回は、すこし日程の組み方が変わって、
3月28日のステージ
3月29日の企画
そして、1日、いつもの日常を挟んで、
3月31日、打ち上げ&最後の日を楽しむ会
という、実質4日間、中日に余韻も含めてフェスを味わうという感じだった。
それがまた、よかった。
フェスには、心の扉を開く力があるんじゃないか、とおもうほどだった。
そんな「日常」と「非日常」が混じったこの4日間とフェス前日の様子もふくめて、ダイジェストで振り返る。
フェス前夜。
音が合ってくる感覚とどんどんラフになっていくお互いのやりとりから、
これまで練習を重ねてきた日々がつながりを深めたことを実感。
3月28日、フェスステージ。
バンドもダンスも演劇も…舞台に立つみんなの圧倒的熱量と
カッコいいパフォーマンスが生み出す、観客との一体感。
それは会場である文京シビックホール(小ホール)から離れたb-labにも、オンラインを通して伝わってきた。
舞台を支えるみんなにとっても「本番」。
尚美ミュージックカレッジ専門学校の方にもご協力いただきながら、
音響機材も自由自在に操っていく。
表舞台も裏方も自分たちでつくるステージ。
司会やカメラマンも自前で。
舞台袖の応援もフェスをつくっている一部。
そして、この日の終盤、粋なはからい。
この春卒業する高3生たちが、この日のために組んで演奏を披露。
からの、高2生たちからもさらなるサプライズ。
感極まる高3生。
感謝とエールの気持ちを演奏に乗せて「ありがとう」を伝え合う感じが、なんともぐっとくる。
ステージならではの演出によって、とてもあたたかい気持ちでフェス1日目の幕が閉じた。
明けて3月29日、フェス企画。
ステージの勢いを引き継ぎ、スタート!!!
楽しさが伝播し、感謝の気持ちが呼応する。
あたたかさが渡り合っていくのを感じながら、企画も終幕。
中日の30日。
余韻も残る中、翌日の準備。
合間のこういう時間がまた、一段と仲を深めるきっかけになっていた。
フェスラスト、3月31日。
フェスの打ち上げ&b-lab最後の日を楽しむ会。
あっという間に時間は過ぎ、エンディングへ突入。
スタッフたいちゃん編集「よねさんが見た3/31」を上映。
今日感じたこと、そして、卒業生・卒業スタッフからひとこと。
終わりが近づくのを感じながら、想いと想いが共鳴し合って、感情が揺さぶられていく。
最後は、スタッフからアカペラのギフト。
『3月9日』。
そして、お別れのとき。涙ながらの最後のお見送り。
春フェス2023、そして、b-lab2023年度が終了。
思い出はつくろうとしてできるものではなく、
一瞬一瞬を楽しみ尽くしたこの春フェスを通して、そんなことを感じた。
文責:よね(館長 米田瑠美)
※本日b-labは20時に閉館いたしました。